政府は、2025年に向けて省エネ基準の義務化と基準を上回る性能評価等級の設定を公表し、
省エネ性能においてより高い性能を向上させた家づくり(=断熱性能においては等級7)を推奨しようとしています。
しかしながら、性能の高い家づくりは、これまで以上の家づくりのスキルが必要となり、さらに建築コストが相当かさむことになるため、
・性能の高い性能の建物は、日本の現状から見ると、そこまで必要ないのではないか?
・省エネ等級では、等級7ではなく、等級6.5?程度で良いのではないか?
などの意見が聞こえてきます。
今回公表された等級6,7の性能の中で、特に等級7はEUで実施されている性能レベルであり、義務化しようとしている性能基準は20年前のEU基準でしかありません。
今、地球温暖化への対応が早急に求められている中で、さらなる省エネ対策を進める必要があり、EU基準と同レベルの家づくりは、2030年度に向けた大幅なエネルギーの削減、2050年度に向けたゼロエネルギーの実現のための各分野における重要なベースとなります。また、断熱等級6,7などの高性能の家は、エネルギーの削減はもちろん、均一・安定な室温によってストレスのない日常生活と居住者の健康をもたらします。
き塾は、そのような現状を踏まえて、断熱等級6,7の家づくりを広く推進し、高性能の家づくりを普及させて行くために、また不断に高性能の家づくりを行っている皆さんの大いなる一助になるために、高性能の家づくりのためのセミナーの実施と、それを実現するための技術サポートを継続して行っていく所存です。
是非、ご活用ください。
◆セミナーの内容と技術サポートについて
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- セミナー
「何故、今断熱なのか?」という内容で、断熱等級7の建物が、省エネと健康にどのような効果があるのか?などをデータと実例を入れてわかりやすく説明を行い、“何故、今高性能の家が必要なのか?”を理解できるようなセミナーです。また、このセミナーは、“等級7の家づくりを行っている”、“これから始めたい又は検討したい”という企業やお客様などの要望に合わせて行えるようにします。
- セミナー
講師は、近畿大学副学長の岩前篤教授。
時間は、2時間程度(質問時間を含む)。
- 技術サポート
実現するためには、どのような技術が必要なのか?
その仕様、構法や工法は?
施工方法は?
などが主要なテーマですが、さらに地域などに根差した自社のオリジナルを作りたい!などの要望にも個別に対応してき塾のメンバーが分野別にサポートを行います。
さらに、高性能の家の性能の評価に関して個別性能評価と評価申請等サポート行います。
・断熱や遮熱性能がどれくらいになるのか?
・年間の冷暖房負荷がどれくらいになるのか?
・各部位における結露などの発生の有無
などを個別の建物ごとに評価を行います。
その評価に基づき、性能評価の取得のためのサポート(性能評価を受けられるための申請書の作成のためのサポートなど)を行います。
技術サポートは、き塾の分野別の各メンバー。
性能の評価は、坂本名誉教授が監修。
セミナーと技術サポート依頼等に関しては、下記からご連絡ください。
依頼等を受け次第、担当者より連絡させていただきます。