略歴
1972年 東京生まれ
1997年 東京大学農学部林産学科卒
1999年 東京大学大学院農学生命科学研究科 生物材料科学専攻 修士課程 修了
1999~2004年 東京大学大学院農学生命科学研究科 助手
2004~2008年 (独)森林総合研究所 構造利用研究領域 木質構造居住環境研究室 研究員
2008~2014年 同上 主任研究員
2014~2017年 東京大学大学院農学生命科学研究科 講師
2017年~ 東京大学大学院農学生命科学研究科 准教授
受賞暦
平成20年11月 独立行政法人森林総合研究所 理事長賞
「厚物構造用合板の実用化」(共同受賞)
平成23年 9月 内閣府 産学官連携功労者表彰(農林水産大臣賞)
「厚物構造用合板(ネダノン)の開発」(共同受賞)
平成24年11月 (財)林業科学技術振興所 第50回林業科学技術振興賞(研究奨励賞)
「木質構造物の耐震性・安全性向上に関する研究」
令和1年12月 木質構造研究会 第18回木質材料・木質構造技術研究基金賞 第二部門 大熊幹章賞
「面材耐力壁の倍率評価に関する一連の実験研究」
研究テーマ
・木材、木質材料の強度特性評価と建築構造材としての利用
・木材、木質材料の耐久性評価と残存耐力推定
・木質機械的接合部の性能評価と耐力算定式の構築
・木質系面材張り耐力壁の性能評価と材料特性との関係
・中大規模木造建築物への適用を企図した部材開発と性能検証
研究業績
・神戸 渡、軽部正彦、青木謙治、成田敏基:カラマツのLVLを用いた座屈強度の評価手法に関する実験的研究、日本建築学会構造系論文集、82(732)、227-238、2017
・末定拓時、稲山正弘、相馬智明、青木謙治:製材落とし込み方式耐力壁の性能評価 -吸い付き桟と斜め釘による補強効果-、木材工業、72(3)、99-104、2017
・末定拓時、稲山正弘、相馬智明、青木謙治:貫材に広葉樹材を用いた柱-貫接合部の回転性能、木材工業、72(6)、220-225、2017
・佐々木賢太、田尾玄秀、河原 大、青木謙治、稲山正弘、大野英克、亀山雄搾、大塚紘平:住宅用流通材とプレカットによる平行弦トラスに関する開発研究、日本建築学会技術報告集、23(54)、481-486、2017
・落合 陽、青木謙治、稲山正弘:木材の割裂破壊耐力推定のための基礎的研究(第一報) CT試験における樹種の差異と耐力推定法、木材学会誌、63(6)、269-276、2017
・安田保二郞、青木謙治、稲山正弘:鋼板挿入式ドリフトピン接合部における荷重‐すべり特性の梁線材モデルによる近似解の検証(その2 モーメント抵抗接合部の実験と解析の比較)、日本建築学会構造系論文集、83(744)、275-284、2017
・小谷竜城、北川暉起、青木謙治、稲山正弘、村上雅英:繊維平行方向に埋め込まれたラグスクリューボルト接合部の引抜抵抗メカニズムに関する研究:日本建築学会構造系論文集、83(744)、285-296、2017
・宮田雄二郎、落合 陽、青木謙治、稲山正弘:非接着接合によるマッシブホルツ耐力壁の開発と許容耐力算定式の提案、日本建築学会技術報告集、24(56)、129-134、2017
・宮田雄二郎、青木謙治、稲山正弘:変形性能を確保した高強度真壁面材耐力壁の設計手法と開発、日本建築学会技術報告集、24(56)、159-164、2017
・遠藤清一、稲山正弘、小林研治、青木謙治、那須秀行:嵌合連結合板による高耐力構面の開発、日本建築学会技術報告集、24(57)、625-630、2018
・落合 陽、青木謙治、稲山正弘:木材の割裂破壊耐力推定のための基礎的研究(第二報)部材寸法が繊維方向荷重時の割裂耐力に及ぼす影響、木材学会誌、64(3)、94-104、2018
・小谷竜城、村上雅英、青木謙治、稲山正弘:集成材の繊維平行方向に埋め込まれたラグスクリューボルト接合部の引抜性能算定式の提案及び検証、日本建築学会構造系論文集、83(748)、847-858、2018
・落合 陽、青木謙治、稲山正弘:木材の割裂破壊耐力推定のための基礎的研究(第三報)繊維方向荷重時の割裂破壊メカニズムと耐力推定手法の提案、木材学会誌、64(5)、195-204、2018
・手塚慎一、稲山正弘、青木謙治、蟹澤宏剛、手塚純一:木造軸組工法をベースとした中大規模木造建築物の生産システムの研究、日本建築学会技術報告集、25(60)、935-940、2019
所属学会
日本木材学会(理事、産学官連携推進委員長 他)、日本建築学会(木質構造運営委員会 他)、日本木材加工技術協会(編集委員会、合板部会幹事 他)、日本木材保存協会、
木質構造研究会(理事、事務局 他)、木材利用システム研究会(理事)、NPO木の建築フォラム(理事 他)、NPO才の木(理事)等